2007.04.06

かもめ食堂のコーヒー

少し前に映画の“かもめ食堂”を観た。
印象に残ったのは、透明感のある陽の光の色と、
本当に何度もでてくる俳優の小林聡美がコーヒーをいれるシーン。


具体的にいうと、コーヒーの方は、

「1日何十回となく手でいれるコーヒーが、お客さんに美味しい!と満足してもらえる」

という出来事自体が、気になった。

自分も毎朝、そしてトモダチが家に来た時なんかは、
コーヒーメーカーではなく、手でコーヒーをいれるのだけど、
コンスタントに美味しくいれるのって、なかなか難しいなと感じている。
毎朝の自分の分はともかくとして、豆の種類とか、お湯の加減とか、人数とかで、微妙に調節するのがうまくいかなかったり。
トモダチにいれる時などは、ちょっと緊張して余計、失敗したりして(笑)。


お客さんに美味しいコーヒーを入れるという、ごくシンプルに見える行為を
百発百中で出来るということは、お商売とはいえ、すごいなあと。
そして、自分の仕事のことを省みたりしました。
自分の仕事で、それは具体的に何に当たるかは、……いろいろあるかな。


Brawn

最近やっとブラウンのコーヒーミル入手。
挽きたてのコーヒーの粉はお湯をそそぐと本当によく膨らんで嬉しい。
挽きたて豆での煎れ方、練習中。




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2007.03.03

伝統工芸と現代性

今日、
「さるところに京都伝統工芸の写真を送るから、現代に活きる作品を1点づつくらいピックアップしてください。」
との連絡があって、自分が撮影した伝統工芸の数々の写真を見直してみる。
いざ選ぼうとすると、なんだか難しかった。

今迄に撮影したのは、京うちわ、組み紐、表具、金襴、指物、絞り染め、砥石。
撮ったものをみてみると、まぎれもなく昔からの技術で作られたものなのだけど、どれも今私たちが暮らしている現代に充分活かせるものと思えた。(これは、本当にそう思った)
すでに現代性をもった商品に仕立てている老舗さんもあるし、これから、というところもあるけど、「過去の遺物」と見えるものは、一つも無いと思う。
だから、写真の選択が難しかったのでした。

結局は伝統的なテクニックが際立っていて、かつモダンに見えそうなものを選んだつもり。
その高度で洗練されたテクニックを必要としてくれる場がもっと増えるといいと思いう。それを本当に必要としてくれる多くの人々に出会うのは、たぶんこれから。

Machiyacafe02
Machiyacafe01
先日仕事の後にいった上京区にある町家カフェ、和み系。本がいっぱいあって、ゆっくり読書も楽しめそうでした。


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2007.03.02

種を蒔く友人を見ていて

起業している友人の中でも、とりわけ素敵な種の蒔き方をしているなあと思うヒトが何人かいる。

そのうちのひとりは、世の中の流行というものにもちゃんと通じているけど、最終的には自分のアンテナをきちっと使って決めて、仕事の種を蒔き続けるヒト。彼女の動向は、興味深くって出来るだけ近くにいて、逐一見ていたいと思うほど。
特に参考にしたいのは、種を蒔く先の選択の思い切りのよさと、もしプロジェクトが滞ったとき(あるいは失敗しそうなとき)の受け止め方、おおらかで前向きな対応。彼女をみていると、直感的に先を読むことが出来ているのかなと感じる。私はそこから、自分なりに読み取っていきたいと思う。

彼女にくらべると、私自身はまだまだ種蒔きの準備をしているところ。どう種を蒔くか、種まきのタイミング、うまく芽が出そうにない時などなど、もっともっと考えなければなあ。
でも、まず少し蒔いてみよう。HPづくり(タタキ)は、さっさとしなければ(笑)。

一方で、仕事のために蒔いたつもりでもなかったのに思わぬところで芽が出て、びっくりすることが最近あった。
昨年、グラフィックデザイナーの友人が、彼の結婚式のスナップ写真係を私に頼んでくれた。私は、それがきっかけで一眼レフデジカメを購入し(前々からとっても欲しかったのだけど)、再び写真にハマって、他の人の仕事のための写真を撮っていたら、その写真を見て、彼からちょっとした写真仕事の話がありました。今週のことなんですが。
これは、仕事に関係ないと思っても、興味のあることに対しては、先行投資、すなわち種蒔きすべきという教訓???
自分でも驚いた体験でした。

Wedding
友人の婚配式(いわゆる結婚式)は、木造のかわいらしい教会で行われました。

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2007.03.01

parammm.com

一昨、パラムのドメインを取得しました。
覚えやすい、parammm.comが取れて、ちょっと嬉しい。

サーバーもまだレンタルしてないし、現在ホームページ作成中、とりあえずは
http://parammm.com
を入れると、このブログに来るようになってます。

Saezuri
先日、自宅近くの上御霊神社でのさえずり市をのぞいてきた時撮ったもの。さえずり市は、ちょっとしたアンティーク市、フリーマーケットです。

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2007.02.14

今日はコーヒーミルを注文

だいぶ前にブログで書いた白山陶器 森正洋デザインのコーヒーカップ&ソーサーは、三条烏丸の新風館で売ってるのを発見し、先月購入。やはりこれにしてよかったです、大きさ、バランスがとってもよいし、工業製品だというのに、とっても愛着がもてるようなデザイン。なんででしょ?角の微妙な丸さや、陶器自体の薄さ(華奢さ)からかな?
それに買ってみたら、スタッキングできるということがわかって、かなり満足。

コーヒーをちゃんといれたいと思い始めたのは、昨年春にKono式ドリッパーとサイフォンを使ってのコーヒーをいれるレッスンをうけてから。そのあと、友人に水色のKono式二人用ドリッパーを貰って、それで毎朝コーヒー入れて飲んでいるのだけど、あと、お湯を糸のように注げる細口ポットとコーヒーミルがほしいと思っていて、ずっと買ってなかった。(昨年春からかなり時間経ってますけど。笑)

しかし最近、すでに挽いていあるフェアトレードのコーヒー豆を友人からもらって、一緒に飲んだ時に
「自分で挽くのと、すでに挽いてあるものでは、同じ豆でも全然違う!」
と断言するのを聞いて、やっぱ買ったほうがいいかなと思いはじめ、やっと本日注文しました。
朝、一刻でもはやくコーヒーを飲みたい私は、手できこきこ挽くミルではなくて、電動のコーヒーミルを買うことにしました。ブラウンの白いシンプルな筒型のデザインのもの(これも前から決めてた)。早ければ、今週末に手元に到着。ふふ、単純に嬉しいです。

そうしたら、最後はコーヒーポット。
ホーロー製がよいか、いかにも細くお湯が注げそうな、ステンレス製がいいか、ずっと悩んでます。
友人はホーローで湧かすお湯のほうが、絶対美味しいという。それも頷けるけど、うさぎ印の野田琺瑯は、糸のようにお湯が注げるという話は聞いたことが無い。うっかりすると、ドボッと出るという話は聞いたことがあるけど(笑)。
琺瑯で湧かして、お湯を落ち着かせる(温度を下げる)ために、ステンレスの細口ポットに移し直すか?
性懲りもなく、まだ悩んでます…。


Cup
カップはスタッキングするとこんな感じ。


2007.02.03

撮ることはコミュニケーション?

今日は知人の本づくりで、写真について話し合う。
その写真とは、先日私が生後二日目の赤ちゃんとそのお母さんお父さんを撮ったのもの、そして半分ほどはその知人が撮った記録的なもの。
知人が文章を構成したものにそれらの写真をつけて、ちっちゃな写真集をつくるということだ。

知人はお母さんと赤ちゃん(正確に言えば、妊娠時から)をサポートする仕事をしており、私が写真を撮らせてもらったお母さんとは、妊娠時に出会って無事出産の今にいたり、思い入れは私には到底はかりしれない程。
その本づくりのストーリーの流れ、そしてどの写真がそれにふさわしいか、私にスケッチをみせてくれながら、ベストにするにはどうするのがいいか四苦八苦しつつも、半分喜びの感じで興奮ぎみ。
その長い道のりの一番オイシイところを写真に撮らせてもらったようで、申し訳ないほどラッキーだなと思いつつ、それ以上に何か充足感を感じ、それはいったい何なのだろうと、知人の苦悩振り(=思い入れ振り)を見ながら考えていた。

漠然とだが、それは単に美しい瞬間を写真という形で切り取れたということだけでなく、“撮る”というかたちで、お母さんお父さん、赤ちゃん、それからサポートする知人とコミュニケーションしていたからではないかと、思った。たくさんの言葉を交わすことによるコミュニケーションというものではなくて、観察、そしてそれによる感情表現(私の)とか、実際の言葉による投げかけとか。

先週今週と、今回の知人の他にも写真を撮る機会があった。今こうして振り返ると撮るものが異なってはいたけど、それぞれのコミュニケーションがあったように思う。
そしてこの体験が、自分のデザインの仕事に何らかしら役に立つのではないかと、漠然とだが感じている。


Kannagake
“かんな掛け”の図。木工をやってる知人に、練習で写真を撮らせてもらいました。


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2007.01.11

ものづくりのツールについて

某学校で製図+設計の講義をもっているが、本日は学生の作品の発表、講評。今年度最後の授業。

授業では、ベクターワークスという製図ソフトをつかっているのだが、そのコンピューターの計算による3Dの質感表現がキレイすぎて、考えこんでしまった。ガラスの表現とか、水の表現とか、必要以上にキレイなのだ。
何を危惧しているかというと、単純にコンピューターの質感表現がキレイなためにそれに満足してしまい、学生が自分のデザインの完成度を高める作業を止めてしまいかねない、ということ。その質感の綺麗さが、本当の素材の見え方とも異なっているとも感じられ、また問題。

コンピューターによる空間表現が間違っているとは決して思ってないし、模型をつくる技量を持ってない場合は、この製図ソフト、かなり手軽なツールである。
そのあたりの特徴(ある種の勘違いしやすいポイント)をどう学生に教えたらいいのか。
ものづくりはツールの選び方、使い方にかなり左右されるものだな…。


Dsc_0131_1_1
最近一眼レフカメラを再び使い始めて、ある程度マニュアルで操作できるカメラの特徴は“ボケ”具合(被写界深度)が調整できるとことであると、改めて実感。

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2007.01.08

北向きの部屋は撮影向き

Flores
現在の私の住まいは、北向きの窓一つしかついてないワンルーム。
マンション自体が築年数が古いということ、それからこの北向きということで、広さのわりに家賃は安い。

日本では南向き信仰が強いので、北向きの部屋は敬遠されがちだけど、場合のよっては、そんなに悪くない、むしろ望ましいものとなる時もある。
まず、私の部屋は3階で、窓のついてる側は近くに2階以上の建物がなく、北側とはいえかなり明るい。はじめて部屋を見た時は、言われるまで北向きと気付かなかったくらい。
また、北側採光のよいところは、入ってくる光が基本的に反射光であるため、光が安定していて、光の色が白い(黄色くない)ことである。反射光であるというのは、太陽からの直射日光ではなく、空で空気中のなんらかに反射して届いている光ということ。
以前仕事で少し関わった画家の方のアトリエの窓はあえて北側窓からだけの採光であったし、やはり北側高窓だけの採光であった写真スタジオも目にしたことがある。
あえて北向きを選んだわけではないのですが、自分で白くペンキ塗装した部屋は、ときどきする写真撮影に丁度よい。

この部屋に届く北側からの光は、私の印象ではやわらかく、すがすがしく白い。
結構気に入ってます。

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2007.01.07

京都は今年はじめての雪

Yukikyoto
朝なのに外がなんだか暗くなったなと思って窓を開けたら雪が降ってました。
遠くは真っ白、京都を囲む山は全く見えません。
雪の粒の大きさからすると、「積もるかな、積もらないかな」といういう感じ。
あまり寒くないので、積もらないかな。

今年は寒さ対策に、オイルヒーターを買いました。(駅前近鉄の閉店バーゲンで。笑)
すごく寒がりなので、部屋の広さに対して、1.5倍くらい容量のものを購入。デロンギとかは高いので、他メーカーの格安のものを。
1台は窓脇に、1台はデスクの近くに。エアコンとかの暖房では足が痛くなるくらいに冷えることがあったのですが(ホットカーペットとかでも暖かさが足りない)、輻射熱式のコレは、今のところそれがありません。
これで京都の1、2月の寒さが乗り切れますように。

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2007.01.05

もの作りはピクニック_週末講義その5

Gantan15昨年末に知人と話ていた時のこと。
独立して一人で仕事するっていうことに対して

「一人で仕事するものもちろん悪くないと思うけど、自分は何人か(チームで)で仕事することに、惹かれる」

というようなことを返してくれた。
それを聞いて、昨年11月の週末講義の講師の方が

「ものづくりはピクニック」

といって、彼の仕事の過程などを説明してくれたのを思い出す。
彼にとって“ものづくり”はある意味ピクニック、成果物も大切だけれども、その過程を楽しむこともとても大事なのだと。だから、プロジェクトのキックオフも重要で気を使う等々、話にのぼった。

これで気付いたのは、前の設計事務所に勤めていた私は、やはりピクニックに参加する側だったのだということ。
そして、今は一人だけどこれから誰かと一緒に仕事をするのは必然なので、今度は自分がピクニックの場を作る側になるのだとも自覚。

また、その講師の方は

「コラボレーションは掛け算」

と言っていた。
よい化学反応を起こせるコラボレーションは足し算ではなく、掛け算。
これも印象深い言葉でした。
一等楽しいピクニックは、掛け算になるということですね。

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