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2007.05.28

茅葺き屋根の上

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軒先下を切りそろえている風景。大きな剪定ばさみのような刃物を使用。


前の日記でも書いた通り、昨日は茅葺き現場を見学。
とても良く晴れたので屋根付近は暑いかと思いきや、風がちょうどよく吹いて、屋根足場の上はとても気持ちよかった。さくさくした茅葺き面に倒れ込みたくなるくらい(笑)。でも写真でふかふかに見える茅葺きは、実際は結構シャープな堅さに思えたので、そうしませんでしたが…。


この日は、茅を切りそろえて形をだし、いよいよ仕上げるという工程。この日の職人さんは4人。見学したときは、軒先を揃えるチームと、屋根面を切り整えるチームに別れて作業していました。

秩序だててでは無いですが、幾つかの作業を写真に納めました。
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ピンクの糸は、軒先ラインのガイド。右半分は、これから切りそろえられていきます。

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切り揃えたあとは、へらのような道具で、叩いて面を揃えています。


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剪定ばさみのような刃物で、屋根上面も形をつくっていきます。


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剪定しながら、時々屋根のデザインをチェック。
今回の屋根面は、僅かにむくった感じのデザインにしているとのこと。

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適宜、切った茅を掃いて落とします。落とした後は軒先裏と同じように、巨大ヘラで、屋根面をたたいて茅を押し込み面を整えていました。

Kayabuki_0141
各種道具。私には使い方が判らない道具もあります。(後で調べてみます。)
これらの道具は、だいたいは手づくりするのだそうです。売ってないものが多いとのこと。

この日は、茅葺きの親方から、茅葺きの可能性について話を聞き、かなり現代的な素材・工法なんじゃないかと思いました(本気)。
茅葺屋親方のブログでもう少し勉強してから、またコメントします。↓
茅葺き職人のブログ http://www.kayabuki-ya.net/notebook/index.html


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コメント

屋根屋さん、現場ではありがとうございました。そして茅に関するお話も。

屋根屋さんのお話と、ブログを読んだ限りなのでにわか知識での感想ですが、茅という素材と茅葺きについて知って驚いたのは、それらの柔軟性です。
まず、茅ができてから建材となり、また農業などで再利用され、そして最後はまた土に戻るというサイクルが、環境に無理がないこと。

また、個人的にかなり優れた建材だと思っている瓦より、葺く段階で屋根形状に対する追随が柔軟で(よって雨漏りしにくくなる)で、また部分的な葺き替えも容易に行えそうなこと。部分的な葺き替えが容易ということは、廃材の発生が少ないということになりますよね。

それから柔軟性とは少しずれますが、接着材をつかわない工事っていうのも、目からウロコでした。

いろいろな面からみても、ノスタルジー的な位置づけではなく、現代の素材・工法のひとつとして、存在していってほしいなと思いました。

投稿: parammm | 2007.05.31 20:00

屋根屋です。こんにちは。
先日はお疲れさまでした。

興味を持って聴いて下さる方がいると、いくらでも話してしまうので、いきなりにぎやかに過ぎたかな、と反省しております。
でも、新しい茅葺きの話しは本気ですから、ぜひご検討下さい。

投稿: shiozawa | 2007.05.31 09:44

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