先月のことになるが、学生に簡単な宿題(調べもの)をだした。
まだ授業の空き時間がないので、学生からの感想は聞いてないが、
“2005年グッドデザインのユニバーサル賞を受賞したDialog in the Dark(ダイアログ・イン・ザ・ダーク)について調べてきてください。”
というもの。
2005年のもので、世界、そして全国各地で開催されたようなので、ご存知の方もいると思いますが、
ダイアログ・イン・ザ・ダークのユニーバーサル賞についての詳細はコチラ
ダイアログ・イン・ザ・ダーク(日本)のホームページはコチラ
これらのサイトでは、真暗闇の中での体験について、あたりまえながら詳細な記事は載せてないので、学生は、ネットで検索して実際に体験した人のコメントを探すことになる。よって得られるものは、あくまで他人の感想を通した推測にはなるが、
開発したデザイナーがダイアログ・イン・ザ・ダークの意図として
五感の再生
新しいコミュニケーションデザイン
と、あげているように、
私の意図としては、日々の生活では、五感の中で視覚という感覚の比重が高いのは否めない、この体験では“眼が見えないというとこは、どういうことか”という観点でなく、“視覚以外の感覚を、充分に働かせた世界とは、どんなものか”という視点をもつ機会になれば、というもの。
それがユニバーサルデザインというものへの理解につながり、視能訓練士という視覚にまつわる仕事につく彼らに、視覚が不自由な人の他の感覚器についても、興味を持つきっかけになってくれればと思っている。
余談ですが。
ダイアログ・イン・ザ・ダークは体験していないけど、自身の真っ暗闇体験を思い出してみる。
養老天命反転地の切り閉じの間(だったと思う)
信州善光寺のお戒壇巡り
スキューバダイビングのナイトダイビング体験。
特にナイトダイビングは印象に残っている。
その時はうっかり皆からはぐれて迷子なって、暗闇の海中に一人でいるという体験をした。
本当にどうしようもなくなったら海面にあがって船を探せばいいので、さほど心配はしないで(だったと思う、他の人が心配するが)、手持ちの水中ライトを消して真っ暗闇を体験してみた。
自分の吐く息の音はするし、体は水のゆらぎを感じているけど、重力を感じず、自分の手元さえ見えない状況というのは、とても面白かった。
五感をすべて閉じられたとしても、“自分の存在というのは、意識だけで成り立つのでは”と感じた体験でした。